気持ちをリセットするルーティン

ルーティンには、「失敗したらどうしよう」などという雑念を取り払い、目の前のことに集中する効果があります。
昨日、紹介した五郎丸選手や、イチロー選手のルーティンはそれに当たります。
ところが、集中するルーティンではなく、気持ちをリセットするルーティンがあるのです。

快進撃を続ける大坂なおみ選手。
その大坂選手が、自分に課しているルーティン(マイルール)について調べた記事がありました。
女性自身
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13971

そこで示されたルーティン(マイルール)は10個。
以下のような、ユニークなルーティン(マイルール)です。

1. 靴は必ず右から
2. 試合後はバナナで栄養補給
3. ラケットはいつも同じ場所に
4. ナーバスなときは大好きなテレビゲーム
5. 試合間はヒップホップで闘志注入
6. 朝食はいつもサーモンベーグル
7. ポイントごとに2回ジャンプ!
8. 心が乱れたときはラケットを触る
9. リアクションは控えめに
10. 食べるアイスは抹茶だけ!

このうち、

1. 靴は必ず右から
10. 食べるアイスは抹茶だけ!

は、いわゆる「験担ぎ」だと思います。
(抹茶アイスについては、ただの好みですかね)

また、

3. ラケットはいつも同じ場所に
8. 心が乱れたときはラケットを触る

は、9. リアクションは控えめにとともに、不安定になりがちな心を安定させるためのルーティンだと思います。
大坂選手は感情の起伏がありすぎて、試合に集中できないこともあったので、こんなルーティンを考えたのでしょう。

そして、「気持ちをリセットする」「悪い気持ちをひきずらない」ルーティンがこれです。

「7. ポイントごとに2回ジャンプ!」

前に起こった自分のミスにいつまでもこだわらず、ポイントごとに毎回2回ジャンプすることで、気持ちを常に新鮮な状態に保つのです。

このルーティンは、サーシャコーチとのやり取りの中で、良かったこととして取り入れ、大坂選手の「マイルール」となっています。

皆さんも、こんなルーティンを作ってみましょう。

変な発問をして、ドヨーンとした教室の空気になったら、ぴょんぴょんジャンプしてみましょうか。

「気持ちをリセットするルーティン」への2件のフィードバック

  1. 学級や授業を安定させるためのシステムは考えますが、
    自分に視点を向けたルーティンは意識したことがありませんでした。
    意識してみます。

  2. 気持ちをリセットしなくてはならない時ってあります。
    例えば、きつく叱った後とかです。
    気持ちを引きずってはいけません。

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