卒業式後、最後の最後に、子ども達に何を語りますか?

2/15の夜、サークルで「冬の教え方セミナー」なるものを開催しました。
テーマは「終わりよければ全てよし!最高の3月を作ろう」というもので、学級の別れと片付けにスポットを当てたものでした。

そして、
このセミナーの最後のQAコーナーに、こんなQが出されました。

「卒業式後、最後の最後に、子ども達に何を語りますか?」

6年生、卒業式を終えた後、教室にもどって、担任が語る最後の時間です。
皆さんは、どうしてきましたか。
もしくは、どうするつもりですか。

私は、次のように語ることを決めていました。
卒業生を送り出すたび、同じように語ってきました。

「こんな一年間、楽しかったですね。せいいっぱい勉強したし、遊んだし、はしゃいだし、最高でしたね。
みんなが「もっともっとこのクラスでいたい」と言ってくれて、先生は本当にうれしいです。
でも、もうお別れのときです。
中学に行って、ぜひ、この楽しかった6年生の生活を忘れるくらい楽しい生活を送ってほしいです。
それが、先生の願いです。

これから、ずっと楽しいことが起こることを、先生は祈っています。
でも、楽しいことばかりではないかもしれません。
もし、とってもつらくてつらくて、悲しいことがあって、お家の人にも友達にもそのときの先生にも相談できなくて、「死にたい」「死んでしまいたい」と思ったら、渡辺先生に連絡しなさい。 先生は話を必ず聞いてあげる。助けてあげる。」

こんなことを話して、卒業生を教室から送り出してきたのです。

そして、あるとき、卒業生から携帯電話がかかってきました。
息を切らした電話でした。
・・・

卒業したら、もう担任ではありません。
が、わずかな糸だけはつないでおきたいのです。
それも、絶対絶命の彼らを助ける糸をつないでおきたいのです。

(この語りは、向山洋一先生に教えていただいたのだと思います。どこで読んだのか、教えていただいたのかわかりません。)

「卒業式後、最後の最後に、子ども達に何を語りますか?」への2件のフィードバック

  1. 3回目の卒業生を送り出します。卒業式後に学級の時間があります。参考にさせていただきます。
    何を伝えましょうか・・・。

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