マルチタスクした脳のIQは徹夜明けと同じ

これまで何度か、このメルマガで、複数の作業を同時に行うマルチタスクはやめよう、と言ってきました。
マルチタスクは、一見、効率よくなるように見えますが、実際は効率悪くなっているのです。

マルチタスクの能力は、同時に複数の仕事を行うので、すぐれた長所だとされてきました。
「できるビジネスパーソン」といったイメージです。

しかし、最近の研究によると、そういったマルチタスクの考えは間違っているとわかってきました。

人は、マルチタスクしているように見えても、すべての活動を同時に処理しているわけではありません。
瞬時にスイッチを切り替えて、「タスク」から「タスク」に移動しています。
こちらのひとつの「タスク」から別の「タスク」にすばやく切り替えているので、まるで同時に「マルチタスク」しているように見えるのです。

ロンドン大学精神医学学科のチームは「Eメールや電話によって気を散らされたときビジネスパーソンのIQは低下しており、徹夜明けの数値とほぼ同等である」と発表しています。 メールを処理したり、電話でのやり取りをしながら仕事をしていると、もう「徹夜明け」の頭なのです。… 続きを読む

「お面をかぶらないで」とお面の裏に注意書き

2月3日の節分の日、もしかしたら、クラスや学校で鬼のお面をつけた先生がいるかもしれませんね。
でも、その鬼のお面の裏に「お面をかぶらないで」とステッカーが貼ってあったという記事を読んで、私はびっくりしました。

スーパーマーケットで、節分のとき、豆とセットになって売られている鬼のお面があります。
そのお面の裏に、注意書きのステッカーが貼ってあって、こんなことが書かれていたというのです。

「保護者の方へ必ずお読みください。
お面をかぶると視野・視界が狭くなります。思わぬ事故を防ぐため、頭かおでこにつけて遊ぶようお子様にご説明ください。」

これじゃあ、何のためのお面なんだか、という気がします。
お面て、かぶるために作られてるんだけど・・・。

記事によると、
「玩具安全マーク(STマーク)」事業を担う一般社団法人日本玩具協会(東京)によると3年前から、お面にSTマークを認める条件として「顔にかぶせないことを指示する注意書き」を商品に示す基準を明文化して、頭かおでこに着けるよう求めている。」… 続きを読む

「恵方巻き」って使えない商品

「恵方巻き」の売れ残りの大量廃棄が話題になっています。
でも、考えれば考えるほど、「恵方巻き」って使えない商品だなあと思います。

「恵方巻き」以外に、短期間・期日限定で、大々的に消費する食べ物をあげてみます。

・おせち料理
・節分の豆
・バレンタインデーチョコ
・土用のうなぎ
・クリスマスケーキ

大量廃棄させないための方策について、これらの商品と比較すると、「恵方巻き」がいかに使えない商品かわかります。

1 … 続きを読む