8年前、地震が起こりました。
全校生徒を校庭に避難させて、保護者の引き取りを待っていたときに見上げた、あの暗い暗い空を今でも思い出します。
黙祷。
さて、今日のメルマガの話題は昨日の続き、給食の牛乳です。
1年生を担任すると、牛乳が苦手な子がクラスに4、5人いますね。それが普通だと思います。
そのような子達に、どうしたかというと、もちろん無理強いはしませんでした。
嫌いなものは嫌い、ダメなものはダメ、だって彼らはもう飲めないと決めているんですから。
無理強いすると、こういう生理的な事は嫌な事態しか起こりません。
私はそんな子達に、私は牛乳パックにストローをさして、「一舐めすればいいよ。」からスタートさせていました。
「一口」ではなく「一舐め」です。
こちらの方が、子供は受け入れやすいです。
もっとも、一舐めと言っても、一口入っちゃうこともあって、すごいなあと誉めていました。
でも、もう「一舐め」もできないときもあって、そんな時は「匂いだけ」でいいと言っていました。
今、考えると、いや「匂いだけ」なんてハードルが高かったなあと思います。
もっともっとハードルを低くして、牛乳を「見るだけ」で、がんばった、すごいと誉めるべきだったと考えています。
牛乳が大切ですか、それとも子供が安心して学校に来ることが大切ですか、です。
細分化の原則です。少しずつでいいんです。