これも、1年生を担任したときに使っていた語りです。
「小さなごめんね 大きなごめんね」
と名付けられています。
山崎克洋氏から教えてもらいました。
たとえわざとでなくても、相手に嫌な思いや被害をもたらしたら、謝ることを教える語りです。
故意?は「大きなごめんね」、過失?は「小さなごめんね」です。
ネーミングがとってもステキです。
悪いことをした時に言う言葉とは何ですか?
「ごめんね。」
ごめんねって言ったことがある人?
あるよね、先生もよく誰かに迷惑かけた時に、ごめんねって言います。
ところで、ごめんねには二種類あるのを、知っていますか?
それは、「大きなごめんね」と「小さなごめんね」です。
「大きなごめんね」は、例えば誰かをわざとたたいちゃったり、誰かをわざと傷つけたりしたときに謝る時に言うごめんねです。
それに対して、「小さなごめんね」はこんな時に使います。
歩いていて誰かの物を落としてしまう。(教師が実演する。)こんな時、「ごめんね。」と言う。
これが「小さなごめんね」。
わざとじゃなくて、相手に悪いことをしてしまった時に言うごめんねです。
みんなの場合、実はこの小さなごめんねが言えなくて、けんかになってしまうことがよくあります。
歩いていて、誰かの物を落としてしまったのに、謝らずに歩いていく。(実演)
「落とすなよ!!」
「わざとじゃないよ!」
「いや、わざとだ!!」
といった感じでケンカになってしまうのです。
こんな経験ある人?
(大抵みんな手を挙げる。)あるよね。
だからね、なんかわざとじゃなくて、相手に嫌な気持ちにさせたら、すぐに「小さなごめんね」を言えるといいな。
「小さなごめんね」が言えるだけで、この教室のケンカはきっと半分くらい減りますよ。