「ありがとうございました」と言ってからお辞儀をする

昨年も、「語先後礼」をこの時期に話題にしました。
それは、4月は挨拶を定着させる時期だからです。
どうせなら、きちんとした挨拶のやり方を知った上で、定着させていってほしいです。

「語先後礼」の読み方は「ごせんごれい」です。
「先言後礼」(せんげんごれい)という言い方もあるそうですが、私はこちらの方がしっくりします。

ともかく、
「先にあいさつを言ってから、後で礼をする」ということです。

例えば、
「ありがとうございました」とあいさつを言ってから、その後で礼をするというのが一連の流れなのです。
「ありがとうございました」と言いながら同時に礼をするのではありません。

「ありがとうございました」と言ってからお辞儀をする

のです。

「失礼します」と言ってからお辞儀をする。
「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀をする。
「ありがとうございました」と言ってからお辞儀をする。

「言葉が先で、お辞儀が後」、これはあいさつの基本です。

学校では、あいさつしながら礼をする(同時礼と言うそうです)ことがあります。
これは、学級での朝のあいさつのように、
・止まっている
・あいさつする相手(先生)が前にいて、相手(先生)もあいさつされることがわかっている
ので、日常のあいさつとして「同時礼」をしているのだと思います。

しかし、
本来、二つの動作を一緒にやること(つまり礼の場合は同時礼)は失礼なことなのです。

ぜひ、「語先後礼」を心がけていきましょう。

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