終わりから逆算して、行動しましょう

先日の教え方セミナーにおいて、初任の先生から、こんな質問が出されました。
皆さんなら、どう答えますか。

「給食の用意と片付けに時間がかかります。特に、片付けでは全クラス中で一番最後です。
学活で当番のあり方について話し合いましたが、未だ改善されません。褒めが足りないのかなと思いますが、どうすればよいでしょうか。」

給食の片付けが早い・遅いと褒める褒めないとはあんまり関係ないですね。

私は、片付けがあまりに遅くて、給食の調理員さん達や給食委員会の子に迷惑がかかってるのでしたら、やはり、逆算してそれに間に合うように調整した方がよいと思います。

例えば、
1時に給食室に行くためには、12時55分に教室を出発しなければなりません。
12時55分に教室を出発するためには、12時50分には、「ごちそうさま」のあいさつをしていなければなりません。
すると、12時45分には、だいたいの子が食べ終わっていなくてはならないのです。

このように逆算して、もし、このクラスの子たちが、配膳や片付けに手間取り、加えて、食べるのがゆっくりな子たちだったら、給食の始まりの時間=4時間目の終わりの時間の設定を変えるしかないです。

私は、学期始めだけでなく、まあ、全般にわたって、4時間目の授業は早めに終わらさせていました。

5分ぐらい早く終わり、早めに給食の用意を始めた方がずっと心のゆとりができます。
子供達も給食を待ち望んでいるところもありますので、効率よく4時間目をテキパキてやればよいのです。

そして、早めに給食準備をやっていって、だんだん慣れて配膳・片付けと食べるのが速くなってきたら、4時間目の終わりを時間どおりにすればよいのです。

終わりから逆算して、行動しましょう。