職員室で、子どもの悪口を平気で言う教師がいます。
「あいつはだめだ」
「何度言っても、やらない」
なぜか、こういう悪口は、大きな声で話されるのです。
ですから、自然と耳に入っています。
いやな気分です。
この悪口は、がんばってもがんばっても、なかなか成果が出ない愚痴なのでしょうが、それでも、非常にいやな気分になります。
このような時、私は、そっとその場を離れることにしています。
そんな悪口が耳に入ることで、マイナスのオーラが私の中に入ってくる気がするのです。それが耐えられません。
愚痴るのは了解できます。
が、愚痴っても何も改善されません。
それよりも、今の状況を見極めるべきです。
やり方は正しく、子供の変化を待っている状況なのか。
やり方が間違っていて、子供への手だてを変更しなくてはならない状況なのか。
これから、成長したいと考える教師なら、子どものせいではなく、自分の力が足りないと考えるのです。
そして、状況を見極め、子供の育ちを待ち、次の手だてを講じます。
愚痴るか愚痴らないか
子供の悪口を言うか、言わないか
それが、それからの教師の成長に関わってきます。