壁を向いて置いてある不思議なソファー席

東京に出かけて行って、たまたま、お昼時に立ち寄ったイタリアンのお店。
その店では、3人掛けぐらいのソファーが壁を向いてセッティングされていたのです。
「不思議なソファーだなぁ」と思っていました。

そのお店、他の席はみんなテーブルがあって、向かい合わせの椅子席になっていました。
ソファーではないのです。

そのソファーの場所は、テーブルが壁にピタッとくっついて置いてあり、そのテーブルを使って料理が食べられるようにソファーが、壁を向いて置いてあったのです。

何か訳があるのだろうと、店内を見回すと、月に1回マジックショーを開催すると掲示してあります。

そうか、テーブルマジックをやる場所なのかと思ったのですが、どうも変です。
そんな場所でマジックをやるわけがありません。

店員に恐る恐る、「なぜ、あの場所だけソファーが壁を向いているのですか」と聞いてみると、「小さなお子さんがいるファミリー連れが、そのソファー席でご飯を食べるんです。周りに迷惑がかかりませんから。」とのこと。

確かに、これなら、店の他の人達が子供の目に入らず、騒々しくなりにくいです。

これって、個別支援級のパーティション学習席や、発達障害の子を一番前の席にするのと同じなんです。

妙に納得してしまいました。