心肺蘇生法の訓練を受けるとき、決まって専用の人形が持ち込まれますね。
私は、救急隊の方々が、この人形のことを親しげに外国名で呼んでいたことを思い出します。
何と呼んでいたか、今、思い出せませんが、少し調べたところ、興味深いことが分かりました。
あの専用の人形は、「心肺蘇生(CPR)練習マネキン」と呼ばれています。
そして、肝心の名前?ですが、
・ビリー
・リリー
・サイモン
などと商品の名としてつけられています。
しかし、一番ポピュラーなのが、
・レサシアン
なのです。
これは、今、世界中で使われる人形を作っているレールダル社の創業者が、一人の少女のデスマスクを使って、心肺蘇生(CPR)練習マネキンを作ったからなのです。
フランス・パリにあるセーヌ川にて一人の少女が水死体となって引き上げられました。
特に危害を加えられた様子もなく自殺と考えられましたが、身元引受人が見つからなかった為、当時の慣習に則りデスマスク(顔を石膏などで型取りした物)が作成され埋葬されました。 しかし、そのデスマスクが美しく、レールダル社の創業者は彼女をモデルに、練習マネキンを作りました。
そして、それを「レサシアン」と名付けたのです。
レールダル社
https://www.laerdal.com/jp/
いやいや、フランスの少女とは、知りませんでした。