ゴミ置き場で「割れ窓理論」が実証される

「割れ窓理論」という理論を知っていますか。
軽微な乱れを放置していると、それが重大な乱れを引き起こすというものです。
実は、近所のゴミ置き場で、その「割れ窓理論」を目の当たりにしたのです。

Wikipediaによると、「割れ窓理論」とは次のような説です。

治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。
1. 建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。 2. ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
3. 住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
4. 凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

したがって、治安を回復させるには、
* 一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。
* 警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
* 地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。
などを行えばよい。
http://organization-ex.com/L90494/b300/15661

私の近所のゴミ置き場のこと。
先日、一般ごみの日にペットボトル・ビンの入った袋が置かれていました。
当然、ゴミ収集車は持っていってくれず、そのペットボトル・ビンの入った袋は放置されたままになりました。

私は、気になったので、ゴミ置き場を掃除した上で、そのペットボトル・ビンの入った袋を隅にきちんと置いておきました。

すると、それが「軽微な秩序違反」(割れ窓)になったらしく、翌日見ると、ゴミが脇に置かれていたのです。
全くもって、「割れ窓理論」そのものです。

教室においても、少し乱れてくると、それに乗じて乱れが拡大することがあります。
ぜひ、小さな乱れのうちに、除去、修正しておくことを勧めます。

ちなみに、私は、すぐ脇に置かれたゴミを取り除きました。
そして、なんとか、ペットボトル・ビンの回収の日まで、ゴミを増やすことなくもち越すことができたのでした。