新井紀子氏の「RST」が、個人受験できるようになりました

「RST」(「読む」力を測るリーディングスキルテスト)が、個人受験できるようになりました。
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者 新井紀子氏らが、読解力の測定のために作成したテストです。
このテスト、これまで、学校ごとの機関受検しか認められていませんでした。

RSTとは、こんなテストです。
(係り受け問題)次の文を読みなさい。

Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名 Alexanderの愛称でもある。 この文脈において、以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

Alexandraの愛称は(     )である。
?Alex ?Alexander ?男性 ?女性

正答は、?Alex ですね。
この問題では、中学生の38%、高校生の65%が正答でした。
ということは、中学生の3人に2人が、高校生の3人に1人が間違えたのです。

このようなRSTの結果、新井紀子氏は

「日本語のルールに従って教科書の文章を読むことができない生徒がたくさんいる」
「このままでは、ほとんどの人は、AIに仕事を取られ、人間らしい仕事ができなくなる」
「これを防ぐためには、中学校3年生までに教科書が読める読解力をつけるしかない」

と考えたのです。

そんな「読解力」のデータの元になった「RST」が個人受験可能になりました。
RST事務局と受験を巡って、メールでのやりとりをした私にとって、うれしいことでした。

HPには、このように告知されています。
http://organization-ex.com/L90494/b300/15721

「個人向けリーディングスキルテスト」の申し込みが開始されました。
実施日:第1回 2019年8月24日(土)
会場:代々木ゼミナール本部校 代ゼミタワー
対象:小学6年生 〜 社会人
料金:4,000円(税込)
※お申し込みは、代々木ゼミナールからのお申し込みとなります。
以下のサイトをご確認の上、お申し込みください。
■代々木ゼミナール:「読む力」を測る リーディングスキルテスト(RST)
https://www.yozemi.ac.jp/rst/

ぜひ、興味のある方は受験してみてください。
私は、もう申込みをしましたので、申し込まれた方がいたら、情報共有したいと思います。