10歳の男の子が、自分の発達障害についてパワポで作った資料の最後には、「心で困ること」「生活で困ること」が書かれ、「みんなと同じ」「普通」という方法、見方が苦しさを生み出していると訴えています。
「心で困ること」
・ 「空気を読む」とか「相手の気持ちを想像する」のが苦手な人もいる
・ 思いついたらすぐに動いてしまう(我慢ができない)人もいる
・ 気持ちの切り替えが難しい人もいる(楽しい気持ちや怒った気持ちが落ち着くまで時間がかかる)
「想像力の不足」」「衝動性」「こだわり」について、これまた、わかりすく説明しています。
「生活で困ること」
・「みんなと同じ」ときに、「みんなと同じ」ペースで、「みんなと同じ」ことをするのが苦手
・ 「みんなと同じ」方法だと、授業を受けられなかったり、授業の内容がわからないこともある
・ 「普通できるよね」とか「普通わかるでしょ」ということができなくて困っているのだけれど、「見えない障害」だから、わざとやっているとか、言うことを聞かない人だと思われて、怒られたり、友達とけんかになってしまうことが多い
「みんなと同じ」「普通」という方法、見方が、発達障害の子をどれだけ傷つけているのか、わかります。
「まとめ」
・ 「普通できるでしょ」とか「普通わかるでしょ」と言うけど、すべての人にとっての「普通」っていうものは無い
・ 発達障害の人もみんなと一緒に生きていけるように努力するけど、発達障害じゃない人も「みんな同じじゃないとダメ」とか「同じじゃないとズルい」とか言わない ・ 今は健康な人でも事故や病気で障害を持つことになるかもしれない。
・ お互いのことを知ったり、想像したりすることで、どんな人でも生きやすい社会が作れるかもしれない
「みんな同じじゃないとダメ」とか「同じじゃないとズルい」ではないのだということを、クラスの子にどう伝えていくか、難しいと思います。 しかし、クリアーされなくては、不幸な子が生まれてしまいます。
考えたいです。
「発達障害について」
「小学4年生の男の子が自分の発達障害について創った資料を公開します」
http://useful-ep.com/L90494/b300/15971