植物を観察して、その育ちをスケッチさせる場面があります。
でも、こういう学習は、決まってうまくいきません。
なぜ、うまくいかないかというと、子供に「見てほしいところを見もらえないから」です。
「雌しべが真ん中にあって、周りに花粉をつけた雄しべがある」ことを見てもらえないのです。
こういう学習は、先に雄しべ・雌しべの形態や数などを学習してから、実物を見させると、「あを、そうか」と子供は納得するのだと、後になってわかりました。
ですから、私はトレーシングペーパーを使って教科書の絵を「直写」させることをかなりやっていたのです。
「直写」することによって、とってもノートはきれいになります。
「直写」した絵に、子供をとても満足します。
また、時間調整のために、直写が終わった子には、色を塗らせることもできるのです。
この「直写」は、理科だけでなぐ、社会でも使っていました。
グラフや図を「直写」させることによって、工程や仕組みなどがだんだんわかってくることもあったのです。
私にとってトレーシングペーパーは、「理科」「社会」の必須アイテムでした。
ぜひ、「直写」を試してみてください。
お手軽なのに、子供たちが喜ぶこと、間違いないです。