先生が教室に戻ってこない時には、本を読んで待っていましょう

皆さん、おそらく、4月に「授業時間になっても、先生が教室にもどってこない時には、読書をして待っているんですよと、クラスの子供達に伝えていたと思います。 もし、この約束を伝えていなかったら、2学期になってすぐにでも伝えてほしいです。

教師が、教室になかなかもどって来れないというのは、だいたい緊急事態です。
緊急の案件が入って校長先生に呼ばれたり、事故が起こったりして、すぐに教室に戻れなくなるのです。
それか、休み時間にやっていた活動や会合が延びてしまったりして、戻れなくなるのです。
そんなときは、自習体制をとるほどの長さではないので、とりあえず本を読んでおいてくれている5分以内にはもどることができるでしょう。

ただ、そうは言っても、遅れて教室にもどったときに、本を読んでいない子ももちろんいます。
その子を叱ってはいけません。
そんなことより、そのときに本を読んでいた子がいるのですから、その子をほめましょう。

先生が不在の時、教室がひどい騒乱状態にならなかったのは、本を読んでいた子がいたからです。感謝しなくてはいけません。

そして、
「また、先生が教室に遅れてくることもあります。そんなときは、先生が来なくて1分たったら、ああ急な用事ができたんだなと考えて、また、本を読むようにしてください。」 と繰り返して、言っておきましょう。

とにかく、本を読んでいた子を褒めることで、この仕組みを固めていくのです。