「キャッチ」ゲーム、お話バリエーション

レクに特化したセミナーを、この夏、私が首謀するサークルで行いました。
その中で、あるメンバーが、私がいつもキャンプファイヤーの一番最初にやっていたゲームを紹介しました。
「キャッチ」という名のゲームです。
その「キャッチ」のバリエーションが、おもしろかったので紹介します。

「キャッチ」のやり方です。

1 全員で円になります。
内側を向きます。

2 右手の人差し指一本を出します。
左手の人差し指と親指で輪っかを作ります。
これは、先生が見本を見せながらやるとよいです。

3 隣の子の輪っかに人差し指一本を入れます。
輪っかに入った指が、ぐるぐると1周することになります。

4 ここで練習します。
・ 「キャッチ」と言ったら、人差し指一本をぬいて逃げます。
次に、
・ 「キャッチ」と言ったら、輪っかを閉じて相手の人差し指をつかまえます。

5 ゲームの説明をします。
「きゃ、きゃ、きゃ、「キャッチ」と言ったら、人差し指は逃げて、輪っかはつかまえます。

6 本番をやります。
「きゃ、きゃ、きゃ、「キャッチ」
右手の人差し指一本は逃げて、同時に左手の輪っかでつかまえるのです。

単純なゲームですが、繰り返しているうちに、盛り上がってきます。

ポイントは、「きゃ、きゃ、きゃ、「キャッチ」」のバリエーションです。
タイミングをはずして、「きゃきゃきゃきゃ」と速くしたり、「きゃーきゃー」とゆっくりにしたりします。

また、「きゃ、きゃ、きゃ、「キャベツ」」や「きゃ、きゃ、きゃ、「キャラメル」」のように違う言葉を入れるとよいです。

(夏のセミナーでは、「アップ・ダウン・アップ・ダウン・・・キャッチ!」と言って、指を輪っかに入れたり、出したりする動作の中に「キャッチ」を入れていました。そういうやり方もあります。)

その上で、次のようなバリエーションを紹介したのです。
「お話の中で「キャッチ」という言葉が出てきたら、指は逃げたり、つかまえたりします」
そう言って、次のような話をしました。

「先生は子供の頃、お父さんと公園で「キャッチ」ボールをしていました。お父さんがボールを投げた時に、「キャッチ」できずにボールが茂みに入ってしまいました。先生はそのために、わしゃわしゃと茂みに入りました。そして、ボールを手に取ることができて、「キャッチ」ボールを再開できました。楽しい楽しい「キャッチ」ボールの話でした。おしまい。」

これって、みんな緊張して話を聞いています。「キャッチ」のたびに、盛り上がっていました。