自由研究のメソッド「とにかくはかってみる」

夏休みに、何気なくEテレを観ていたら、「自由研究55」なる番組の再放送をやっていました。おもしろそうだったので、録画しました。 ネタとして、全く時期を外してしまいましたが、ぜひ来年は役立ててください。

番組の内容は、自由研究に「困ったらこうするべし」という自由研究のメソッドです。
ヒントは3つ。困ったら身の回りのものを「とにかく・・してみる」ことを提案しています。

まず、
「とにかくはかってみる」です。

番組では、
1つ目は、秤(はかり)で硬貨を量っていました。

1円玉を秤で量ると、1枚で1g、20枚で20gでした。1枚1gです。

では、100円玉を量るとどうなるのでしょうか。
量ったら、1枚だと秤では5gを示したのに、3枚だと14gだったのです。

ここで考えて、「100円玉を10枚量れば平均化されてちょうど50gになるんじゃないかな」と、実際にやってみると重さは48gだったのです。 ということは1枚の重さは4.8g(48÷10)でしょうか。

もう少し詳しく調べてみたい。そう考えて、今度は100円玉を100枚用意して量ってみました。
ここの「100枚」というのが自由研究のポイントですね。
あまりやったことがないことをやってみるのです。
結果は、479gだったのです。

ということは、100円玉は1枚4.8gではなく4.79g(479÷100)です。
ここまで、わかりました。

ここで視点を変えて、重さだけでなく、硬貨1枚の厚さも100枚重ねて測れば、よりきちんとした厚さがわかります。

こんな自由研究を提案しているのでした。

身の回りにあるものを「とにかく はかってみる」のです。

番組では、この他に

・1000ミリリットルの牛乳パックの体積は、本当に1000立方センチメートルあるのか測ってみる
などをやっていました。

「はかるとわかるんだなあ」と思いました。