「南アフリカの国歌」特別な意味

ラグビーワールドカップの「ニュージーランドVS南アフリカ」戦を観に行ってきました。
チョー満員の横浜国際総合競技場に、試合前、2つの国の国歌が流れました。
その南アフリカの国歌は、特別な国歌なのです。

南アフリカの国家は、国家統一を願って、5ヶ国語で少しずつ歌われるのです。
私には、まったくわかりませんが、コサ語、ズールー語、ソト語、アフリカーンス語に英語です。
黒人差別(アパルトヘイト)が公然と行われ、民族同士の争いが絶えなかった国が、民族同士の融和を掲げて、そのような歌詞にしたのです。 過去に争いがあった民族の固有の歌から一節ずつを切り取ってつなげました。

とはいえ、まだまだ、現在の南アフリカは民族融和といっても、まだまだ問題があるそうです。
黒人の失業率の改善、土地所有などの割合の改善など進んでいません。

この国歌も自分の歌える部分しか歌わず他の言語の部分は歌えない南アフリカ国民が多いことも問題になっているとのことですが、それでも、少しずつこの国歌とともに、民族融和の理念が浸透していくと思うのです。

コサ語
Nkosi sikelel’ iAfrika
Maluphakanyisw’ uphondo lwayo,

ズールー語
Yizwa imithandazo yethu,
Nkosi sikelela, thina lusapho lwayo

ソト語
Morena boloka setjhaba sa heso,
O fedise dintwa le matshwenyeho,
O se boloke, O se boloke setjhaba sa heso,
Setjhaba sa, South Afrika ? South Afrika.

アフリカーンス語
Uit die blou van onse hemel,
Uit die diepte van ons see,
Oor ons ewige gebergtes
Waar die kranse antwoord gee,

英語

Sounds the call to come together,
And united we shall stand,
Let us live and strive for freedom
In South Africa our land.

Wikipedia 南アフリカの歌詞
https://bit.ly/2ksoLZW