英語「速度」に着目した評価方法

英語の評価について、あれこれ情報を集めたり、試行していると思います。
その「やり取りの評価」について、中学校教師の加藤心氏が「速度」に着目した評価方法を提案しています。

教育トークライン10月号に、加藤心氏は、このように書いています。

「簡単かつ評価するために「それによって上達する」評価方法なのである。まず英語力の上達だ。かつ、やり取りの速度のみを計ればいい。」

中学校でのやり方は、以下のよう。

時間:40人学級なので1分間(30人学級なら1分30秒)

採点方法:
・「質問ポイント」Qと「答えポイント」Aに分ける。
・生徒がALTに1回質問したら、「質問ポイント」に1点ずつ加算していく。
・生徒がALTの質問に答えたら、「答えポイント」に1点ずつ加算していく。
・1分後、「質問ポイント」Qと「答えポイント」Aのうち、少ない方がその生徒のポイントとなる。

少ない方をその生徒のポイントとする理由を、聞くこと・質問することを両方使って、会話のやり取りをすることが、教師の意図だからだと加藤心氏は述べています。

授業の中で、左右の手を使って、左手でQ、右手でAを数えればよいのです。

確かに、このように評価・意識させることで、「それによって上達する」と思います。

「速度」をぜひ、評価に取り入れることを考えてほしいです。
加藤心氏の言う通り、そんなに難しくないと思います。

教育トークライン10月号
https://www.tiotoss.jp/products/detail.php?product_id=3600