小児期のトラウマが人生に悪影響を与える

ACE(Adverse Childhood Experiences:逆境的小児期体験)なる研究が、アメリカにおいてなされています。 それは、子ども時代の逆境(子どものころに繰り返された、ストレス、喪失、困難の体験)が、大人になってからの心身の健康状態に悪い影響を与えるというものです。

その調査の一端が、教育トークライン10月号において、高杉祐之氏によって紹介されています。

ACE調査
1 親か同居している大人から頻繁に、または日常的に罵倒、侮辱、悪口、屈辱を受けていたか?
もしくは危害が及ぶかもしれないという恐怖を与えられていたか?
2 親か同居している大人から頻繁に、または日常的に押されたり、掴まれたり、叩かれたり、何かを投げつけられていたか?
もしくは、跡が残ったり傷ついたりするほど強く殴られたことがあるか?
(略)

これは、いわゆる「虐待」です。
小児期のトラウマが、子供の人生に悪影響を与えるのです。

しかし、残念なことに、トラウマは親だけが生み出すものではありません。
教師も生み出すのです。

・わからない問題に答えられないまま、恥をかかさされること。
・トラブルの際に、一方的に決めつけられ怒られること
・怒鳴られること
・・・

これが、「不適切な教育」なのです。

教育トークライン10月号
http://em-tr270.com/L90494/b300/16811