「即位礼正殿の儀」に見る三権分立

10月22日に、「即位礼正殿の儀」が行われました。
テレビ中継を通して、天皇陛下の即位の宣明、そして、それに続いて、安倍内閣総理大臣の祝辞をお聞きになった方も多いかと思います。

正殿松の間で立ち会ったのは、皇族の方々と、そして、三権の長の方々です。
三権の長とは、

安倍内閣総理大臣
大島衆議院議長・山東参院議長
大谷最高裁判所長官

です。

この三権は、日本国憲法において定められた、最高機関です。

そして、三権分立の形態をとり、相互に独立して、対等であるとされています。

しかしながら、即位礼正殿の儀において言葉を述べたのは、内閣総理大臣だけでした。
他の立法と司法の代表者である方々は、言葉を述べられなかったのでしょうか。

調べてみると、そうではありません。
それぞれが祝辞を述べています。

大島衆議院議長謹話
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/topics/kinwa191022.html

山東参議院議長謹話
https://www.sangiin.go.jp/japanese/ugoki/r1/191022.html

大谷最高裁判所長官謹話
http://www.courts.go.jp/about/topics/R011022kinwa/index.html

です。

このようなことまで含めて、三権分立なのですね。