「イメージ同定」とはどのようなものか

RST(リーディングスキルテスト)を受けてみて、自分がもう少し頑張らなくちゃいけないところが「イメージ同定」という理解力とわかりましたので、そもそも「イメージ同定」とはどんなものか、調べてみました。

夏のRST(リーディングスキルテスト)の後、発行された新井紀子氏の新刊本「AIに負けない子どもを育てる」をまだ読んでいなくて、「積ん読」状態でした。 パラパラめくると、中に「イメージ同定」の簡易なテストがありました。

「イメージ同定」のテストというのは、例えばこんな問題です。

次の文を読み、世界の人口組成を表すとして適当なものをすべてて選びなさい。
「世界の人口は、アジアに6割が集中しており、アフリカと南アメリカを加えた3地域では、8割にも及ぶ。」

そして、アジアとアフリカ・南アメリカとその他を組み合わせた帯グラフが四つ並んでいて、そのどれか正しいものを選ぶのです。

このグラフは、アジアで6割を占めていて、アフリカ・南アメリカで2割を占めているグラフになりますね。

私は、「イメージ同定」とは、文章とイメージ(図・グラフ・イラスト等)が同じ事柄を意味しているのかわかる理解力のことだと考えました。

AIは、文章における「キーワード」を頼りに答えを見つけます。しかし、イメージにはキーワードはありません。

先程の問題のように、イメージが表わすもの(長さ、位置、順番、色等)が、キーワード(意味)になっているので、AIには分からないのです。 これは人間特有の理解力です。

これを鍛えるには、どうしたらよいのか。
私のような苦手な人は、算数や社会に出てくるグラフや資料の読み取りをさらに学び、鍛えていく必要があると思います。

私と同じタイプの人、一緒にがんぱりましょう。

そして、子供たちに、グラフや資料の読み取りを、精緻に教えていきましょう。