「変形労働時間制」実施で、心配な点

「変形労働時間制」実施で、心配な点がイメージできますか。
今日は、その心配な点をあげてみます。

まず、この「変形労働時間制」は、働き方改革ではないということです。

忙しいときは勤務時間が延長されるだけで、業務量が減るわけではありません。
また、勤務時間が減るわけでもありません。
今回の教員の変形労働時間制は、残業の実態に合わせて勤務時間を延長するものなので、なんら「働き方」改革ではありません。

次は、現行で、例えば、8:30〜17:00となっている勤務時間が、忙しい時期には、8:30〜19:00まで等となる可能性があります。 これって、けっこう長い勤務時間です。

ここで懸念されるのは、遅くに会議が設定されるかもしれないということです。
私が教務主任のときは、勤務時間外に、会議を入れることは一切ありませんでした。きっちり、やっていました。
ですが、そんな「努力」もむなしく、18:00から会議なんてことも、やろうと思えばできるのです。

あと一つ、育児や介護をもつ先生への配慮がきちんとされるか心配ということです。
夜遅くまでやっている保育園もそうそうありません。もし、適切に配慮されないと、育児や介護と勤務が両立できないことになります。

とにかく、この「変形労働時間制」について、自分なりの考えをもつことが、なにより大切です。