10/29に、文化庁が「平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」を発表しました。
このうち、特に、話題になったのが、「どちらの意味だと思うか「憮然」「御の字」「砂をかむよう」」でした。
「憮然−ぶぜん」はどちらの意味だと思うか。
(ア) :失望してぼんやりとしている様子
(イ):腹を立てている様子
(ウ):(ア)と(イ)の両方
(エ):(ア),(イ)とは,全く別の意味
この「憮然」の本来の意味は、(ア) :失望してぼんやりとしている様子です。
えっと私は、思いました。うそっ、腹を立てている様子じゃないのですか。
まあ、データとして、56.7%の人が間違った使い方をしていて、それも、私も含めて、50代以上の人が間違っていることが多いのです。 これって、「憮然=失望してぼんやりとしている様子」だと教えてもらう機会がなかったのだと思います。
私自身、そのことを指摘されたり、教えたもらった記憶がありません。
一方、若い人、10代は22%しか、間違った使い方をしていません。
普通、年齢が上がるにつれて、間違いが少なくなると思うのに、そうはなっていないのです。
おまけに、その10代は前回の調査で、45%が間違っていたのに、さらに22%に減っているのです。
これはどういうことなのでしょうか。
私は、前回の結果を受けて、先生たちが意識して教えたから、本来の使い方を若い人が身につけたの考えています。
先生の力はすごいなあ、と思ったしだいです。
平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://em-tr270.com/L90494/b300/17101