ゴミを捨てる ごみを捨てる どっち?

文化庁の「平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」には、「そうか」「へーっ」という調査もあって、おもしろいです。

以下の調査は、通知票を書く際に、もめたり?、話題になったりするものです。

六つの言葉について、それぞれ2通りの書き方を挙げて、どちらが良いと思うかを尋ねたもの。

1 右手又は左手 右手または左手
「右手又は左手」が良い28.2%
「右手または左手」が良い65.0%
公用語は「又は」

2 利用が出来る 利用ができる
「利用が出来る」が良い56.0%
「利用ができる」が良い38.6%
公用語は「出来る」

3 ゴミを捨てる ごみを捨てる
「ゴミを捨てる」が良い73.0%
「ごみを捨てる」が良い20.8%
公用語は「ごみ」

4 ケガを治す けがを治す
「ケガを治す」が良い61.2%
「けがを治す」が良い32.2%
公用語は「けが」

5 田植の季節 田植えの季節
「田植の季節」が良い17.7%
「田植えの季節」が良い77.9%
公用語は「田植」

6 鉄道の踏切が見える 鉄道の踏み切りが見える
「鉄道の踏切が見える」が良い60.4%
「鉄道の踏み切りが見える」が良い35.2%
公用語は「踏切」

確かに、
私は、「又は」は書きませんね。
利用が「出来る」も書きません。
私は、「ゴミ」「ごみ」「ケガ」「けが」は決まっていなくて、そのときの気分で書いています。
でも、カタカナを使うルールでは、外来語、外国の地名・人名、擬音・擬態語、学術語(動物、植物)なので、「ごみ」や「けが」はそれに当てはまりません。

でも、なぜか書いてしまいます。
だから、通知票の時に、もめるのかもしれません。

平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://em-tr270.com/L90494/b146/17101