自分自身が考えて作ったものを基に勉強する

私は、若い時から教師仲間と勉強会をやっています。
サークルと言っていますけれど、サークルでは、さまざまなレポートや学校での提案、学級通信、そして、模擬授業などをもち寄って、それを検討していきます。 皆さんも、きっとこのような勉強会を、学校以外に行っていると思います。

教育トークライン2019年11月号に、向山洋一氏がサークルについて書いています。
「サークルを作ったものの、どんなことをやったらいいかわかりません。向山先生はどんなことをしていましたか」という読者からの問に、答えているのです。

その中で、向山洋一氏はこんなことを言っています。

「サークルでは私の著書をはじめ、様々な本の読み合わせをしているようです。
もちろん、それは良いことです。どんどんやってください。
しかし、どんなに拙くても、自分で作った授業実践や学級通信などを持ち寄って勉強会をすることが大切です。
本の読み合わせだけで時間のすべてを使ってしまわず、ぜひ、自分自身が考えて作ったものを基に勉強する時間もとってください。」

優れた人、授業の上手な人、学級経営が上手な人から学ぶことは、もちろん、とても大切です。
しかし、それだけではなくて、自分の頭で解釈し、判断し、そして実際にやってみたものを検討してもらうことが、何よりも自分の成長につながり、力をつける一番の方法だと思います。

かっこ悪くても、自分の頭で考え、自分で作ったものが大切です。

教育トークライン11月号
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