分数の計算における「通分」は、勉強のできない子にとって鬼門です。
分母を同じにすると言っても、どのように同じ数にしたらよいのかわからないのです。
どんなやり方の通分を教えていくか。
それは、一番手間はかかるけれども、絶対間違えない方法を教えるのです。
やっていけば、必ず最小公倍数が見つかる方法を教えます。
例えば、3/4と4/5を通分するとします。
まず、4の倍数をずらずら書いていきます。
4、8、12、16、20、24・・・
次に、5の倍数をずらずら書いてきます。
5、10、15、20、25・・・
こうやって同じ数が出てきますので、これが共通の分母・最小公倍数になります。
同じことを、教育トークライン11月号で村野聡氏が書いています。
「通分の基本型」です。
始めは、一つ一つ倍数を書いていきます。楽な方法、省略した方法を教えることはありません。
それよりも、一つ一つやっていけば、「必ず」最小公倍数が見つかる方法を教えます。
問題をたくさん解いているうちに、通分のやり方が定着します。そして、公倍数がさっと見つけられるようになります。
教育トークライン11月号
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