T2の立ち位置は、教室前方とする

算数の授業で、 TT 授業を経験したことがあるでしょうか。
そのTT授業ては、担任の先生だったら、T1になることがほとんどだと思いますが、T2の先生の立ち位置はどこなのでしょうか。

私が、これまでTTの授業を参観してもらった時、T2の立ち位置は、ほとんどの場合、教室後方でした。
言ってみれば「授業参観と同じ」です。

しかし、後方にいると、子供の様子がわかりません。子供の表情や鉛筆の動き方もわからないのです。
ということは、T2の大切な役割である「困っている子」「できていない子」へのケアが、できない・遅れることになります。

この事を、教育トークライン11月号で門馬政博氏が書いています。

「定位置を(前に)変えたことで、早く終わった子や遅れ気味の子が、私に目線を送ってくるようになった。すぐに動けるようになったのである。」

T2は向山洋一氏が言うように、

「教室前方とする。後ろから「授業参観」のように見ない。」

のです。

私は、算数のTT授業だけでなく、外国語授業で ALT の先生がT1の時にも、必ず前方にいました。

もし、あなたがT2として後方にいるのだったら、前に行って子供たちの様子を見るようにしましょう。

教育トークライン11月号
https://www.tiotoss.jp/products/list.php?category_id=29