レベルを選んで暗唱に挑戦

私のクラスの成功体験の重要なアイテムとして、「暗唱」がありました。
もちろん詩などの暗唱で、国語ですね。
しかし、教育トークライン11月号に、中学校の英語で暗唱の実践をしていることを、森田健雄氏が発表していました。
「英語でもできるんだ。きっと子供はも熱中したろうな」と想像しました。

森田氏のやり方は、まず、教材文を何度も音読します。
変化のある繰り返しで、何度も読ませることで、スラスラ読めるようにしていきます。
すらすら読めない子が、まだたくさんいるなら、暗唱なんて、とてもできるわけがありません。とにかくたくさん読みます。

その上で、1文だけ覚えさせるのです。

「一文なので、やんちゃ君がどんどん立ち上がり、合格していく。それを力強く褒めていく。」

私は、暗唱を始めたばかりで、まだ慣れていない頃は、詩の「題名」だけで、やっていました。… 続きを読む

意見文の基本形は「サンドイッチ」

私は、意見文の基本形として、結論・理由3つ・結論で書かせていました。
この意見文の基本形は、何年生でも変わりません。1年生でも6年生でも同じです。

教育トークライン11月号で、竹岡正和氏が、私と同じことを提唱しています。
そう、最初は簡単な意見文でよいのです。

竹岡氏は、「りんごとみかんではどちらがおいしいか」に対する意見を例としてあげています。

まず、

「りんごとみかんでは、りんご(みかん)がおいしい。」

と書かせます。
その上で、その理由を書かせるのです。

「まず、・・・だから」… 続きを読む

「通分の基本型」

分数の計算における「通分」は、勉強のできない子にとって鬼門です。
分母を同じにすると言っても、どのように同じ数にしたらよいのかわからないのです。

どんなやり方の通分を教えていくか。
それは、一番手間はかかるけれども、絶対間違えない方法を教えるのです。
やっていけば、必ず最小公倍数が見つかる方法を教えます。

例えば、3/4と4/5を通分するとします。

まず、4の倍数をずらずら書いていきます。
4、8、12、16、20、24・・・

次に、5の倍数をずらずら書いてきます。
5、10、15、20、25・・・… 続きを読む