学校で、子どもがトラブルに巻き込まれた時など、私が気をつけていることがありました。
それは、保護者への「早期の連絡」です。
そう、「先手を打つ」のです。
「先手を打つ」とは、子どもよりも早くという意味です。
子どもが保護者に、学校の話をするよりも早く、こちらから事実・状況・対応をつたえるのです。
学校でトラブルがあり、その子が巻き込まれて、泣いたとします。
とりあえず、教師が間に入って、話をきいておさめました。
でも、その子は、まだ気持ちがすっきりしていないようです。
こんなとき、ためらっていてはいけません。
「子どもが親に話をする前に、電話で保護者に話をする」
のです。
もし、子どもよりこちらの連絡が遅れたら、子どもが自分に都合のよいことを言って、それをそのまま保護者が受け入れてしまうこともあります。 そうなったら、すぐに学校に電話がかかってきます。
こちらで早めに連絡して、子どもから話を聞く前に、事実・状況・対応を伝えておけば、保護者はその話を元に、子どもから話を聞けます。 少なくとも、一方的な受け取りは避けられます。
とにかく、早く電話を入れておきましょう。
「先手必勝」です。