「拍手」「ハイタッチ」「歓声」。
これらの行為は、イベントなど特別な機会に使われるものです。
しかし、これらの行為を、特別ではなく普段から指導することによって、「自然に協力して活動できる」「自分から声をかけている」・・・等ができる子供を育てることができるのです。
そんな「拍手」「ハイタッチ」「歓声」をどのように指導するか、秋の教え方セミナーにおいて、諸見 賢氏がレクチャーしてくれました。
諸見氏は、こう言っています。
「これらはいきなりできるようにはならない。
機会を見つけては、「やってみせ」「やらせてみせて」「とっ ても褒めていく」。
そして、一人でも自然にできる子がでたら、たくさん褒めて先頭集団を形成してく。 先頭集団を褒めて育て、参加する子が増えたらまた褒める。 これを繰り返して教室全体に波及させていく。」
「拍手」「ハイタッチ」「歓声」も、繰り返し指導していくのですね。
ちなみに、「拍手」「ハイタッチ」「歓声」の指導ステップです。
1 拍手の仕方
(ア) 拍手は顔よりも上
(イ) 激しく拍手
(ウ) 一人でも拍手
(エ) スタンディングオーベーション、いつでもOK
2 ハイタッチ
(ア) 両手でハイタッチ
(イ) 自分からハイタッチ
(ウ) 相手がハイタッチしてきたら、自分も必ずハイタッチ
(エ) 時に「イェーイ」と言いながらハイタッチ
(オ) 自然にハイタッチするようになったら、完成。
3 歓声の上げ方
(ア) 一人でも言えるのがかっこいい
(イ) 手を挙げながら歓声はかっこいい
(ウ) 立ちながら歓声を上げられるのは、盛り上がり上手
「拍手は顔よりも上」です。
拍手を人に見せるのです。
子供に教え、ぜひ自分でも意識してやってみてください。