「ネーム磁石を使った当番表」は褒めるために

子供達に様々な当番を割り振ります。
私は一人一当番制を採用していましたから、かなりの数の当番になりました。
でも、誰が仕事をやったかどうか、少しばかり心配になって、ネーム磁石を使った当番表を作ったことがありました。

その当番表は、ネーム磁石を、当番の仕事をやったら、「やっていない」から「やりました」に移動させるものでした。

でも、どうも私の意識は、「仕事をやったことを褒める」よりも「仕事をやっていない子は誰か」に向いてしまったのです。

ですから、私は、しばらくして当番表の仕組みをやめました。

教育トークライン12月号に、久野歩氏が、この当番表について書いていて、目を見開かれる思いがしました。
それは、「当番表はチェックではなく、「ありがとう」を言うために」というタイトルなのです。

「しかし、当番表は、仕事をやっていない子を叱るためのものではなく、仕事をやった子に「ありがとう」を伝えるために作成し、活用するようにする。そうすることで、当番の仕事を行ってくれた子どもたちを褒めたり、ありがとうを伝えたりすることができるようになる。」

そうです。
当番表を作った時に、どんな使い方をするかもっと考えておけばよかったのです。

当番表はチェックではなく、子どもを褒めるために使いましょう。

教育トークライン12月号
http://em-tr270.com/L90494/b300/17491