映画のキャッチコピーを元に、本の キャッチコピーをつくる

「日本中のスクリーンに魔法をかける」
これは、ハリーポッターの映画のキャッチコピーです。

読書活動につなげる単元では、読んだ本を紹介する活動が多く行われます。
その活動の一つに、「本の キャッチコピーをつくる」ことがあります。
そのキャッチコピーづくりの際に、いくつかの映画のキャッチコピーを使う実践を、竹岡正和氏が、教育トークライン12月号で紹介しています。

竹岡氏は、映画のキャッチコピーをいくつか教師が調べ、それを子供たちに提示します。
その上で、映画のキャッチコピーを少し変えて、みんなが知っているのキャッチコピーを考えさせるのです。
これなら、元があるので、少し変えるだけで、それらしいキャッチコピーが出来上がります。

竹岡氏は、誰もが知っている「大きなかぶ」で、まず作らせています。
それも、一人でなくグループでです。
最初は、グループで考えさせることにより、キャッチコピーづくりの敷居を低くします。

もちろん、作られたキャッチコピーは、黒板に書かせ、共有していきます。
こうすることによって、キャッチコピーのバリエーションを増やすことができます。

そして、「大きなかぶ」以外の国語の教材で、キャッチコピーを作らせます。
「大造じいさんとガン」や「一つの花」など、いったいどんなキャッチコピーを作るのか楽しみになります。

最後は、自分の読んだ本のキャッチコピーづくりになるのですが、そこに行くまでのステップも楽しい実践だと思います。

教育トークライン12月号
http://em-tr270.com/L90494/b300/17581