欠席連絡のルールで苦慮する保護者もいる

皆さんの学校では、欠席の連絡をどのようにしていますか。
連絡帳でなくてはならない、電話でなくてはならない等の「学校のきまり」があるところもあると思います。

以下は、「渡辺喜男のレベルアップマガジン」でブックレビューした「保護者トラブルを防ぐ学校経営」において、取り上げたことです。

それは、学校のきまりとして、8時から8時15分の間に欠席連絡を電話で行うという学校があるというのです。

これに対して、「保護者トラブルを防ぐ学校経営」の著者である永堀宏美氏は、このように言っています。

「例えば、「欠席・遅刻・早退連絡は必ず保護者が朝8時から8時15分までに行う」と定めている学校の場合、様々な事情で、その指定時刻に合わせられない保護者もいます。せわしない朝に、短い時間帯での電話連絡に限定されることが多く、通勤時間と重なって、運転中だったり、電車内だったりすると連絡できません。」

「私も我が子の欠席連絡に指定された時間帯と、仕事での移動のタイミングが合わず、いったん電車を降りて喧騒のホームから電話をかけたり、飛行機の出発直前まで搭乗口で粘ってかけたりしたことがありました 。」

学校が示したルールを守るために、保護者が大変な思いをしています。
そのことを受け止める理解力と度量が学校にあるかどうかです。

この欠席連絡だったら、ルールの変更でなくて、システムの変更で解決できます。
メールや学校ホームページのグーグルフォームからの欠席連絡の仕組みをとればよいのです。

「後手」に回らず、学校が率先して、便利になるような仕組みに変えていきたいです。