舌が下に落ちると滑舌が悪く、口呼吸になる

クラスに、もごもごと話す子いませんか。クラスに、舌足らずで話す子いませんか。
そして、その子は他の子とうまくコミュニケーションを取れずに悩んでいませんか。

そんな話し方に問題のある子に対して、金子ふみ氏が効果的な手だてを発表しました。
「第2回びっくりぽんプレゼンテーション」における発表です。

それは、「あいうべ体操」という「お口の体操」です。

あいうべ体操は、調べてみると内科医の今井一彰氏が考案したものだそうです。

そもそも、舌は上あごに軽く接触している状態が望ましく、下に落ちていると滑舌が悪くなったり、口呼吸になって病気になる可能性が高いと言います。

この舌が落ちている状態を元に戻すのが、「あいうべ体操」なのです。

やり方はそんなに難しくありません。
口を大きく動かして「あー」「いー」「うー」と言います。
そして、次は「えー」と言うのではなく、代りに「べー」と舌を出すのです。
それが「あいうべ体操」です。

ちょっと、みんなの前でやるのは恥ずかしくかもしれません。

でも、普段はあまり動かさない舌の筋肉を、意識して動かしているという実感があります。

よだれが出て発音が不明瞭な子を、金子ふみ氏は担任しました。
その子は人前で発表したり、友だちと話をするのがとても苦手でした。
そのため、友だちから孤立し、学習も遅れていました。

金子ふみ氏は、この「あいうべ体操」を保護者に教えて、家でやってもらいました。
すると、しだいに大きな声で明瞭な発音で話すようになり、友だちとも上手にコミュニケーションをとれるようになったと言います。

発語が不明瞭な子に、やってみたらいかがでしょうか。

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https://bit.ly/2YUwmPZ