六年生担任をしている私の知り合いの先生が、卒業文集をパソコンで書かせたと言っていました。学年・学校として了承されてやったのです。 一瞬「えっ」と思いましたが、確かに、卒業文集を書く子どもと指導する(訂正?する)教師の負担を考えると、それも大いにありと思いました。
手書きのよさはもちろんありますが、ローマ字入力等のPCスキルを身につけさせることは重要なことなのです。
やり方は、以下のようです。
1 手書きでノートに下書きをする
2 教師が赤を入れる
3 パソコンで打ち込む
4 教師が赤を入れる
5 パソコンで修正する
6 教師がチェックをする
やってみて、5の修正がすぐに終わったのです。
子どもの負担が圧倒的に減りました。
もちろん教師の負担も。
卒業文集は誤字脱字、一字下げ、改行など細かいチェックが入ります。
その細かいチェックを受けての書き直しが、すぐ終わるのです。
手書きですと、こうはいきません。
また、字の修正でホワイトを使うことも、つぶれて読めないこともなくなります。
ちなみに、「文字入力に時間がかかるのでは?」と懸念されたのですが、子どもは思いの外慣れていたとのことです。
もし、慣れていない子が多ければ、文字入力ソフトで1〜3時間ぐらい練習させてもよいと思います。
やった担任はみんな、「もう手書きには戻れない」と言っていたそうです。
パソコンで書く卒業文集、ぜひ検討してみて下さい。