発達障害で感覚過敏の妹の様子を書いた小4の子の作文が、第69回全国小・中学校作文コンクール 文部科学大臣賞になりました。
読売新聞 第69回全国小・中学校作文コンクール 文部科学大臣賞3点の要約
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作文の出来栄えもそうですが、このような「知覚過敏」(感覚過敏)の子がいるのだと、よく理解して対応したいです。
「家族で花火を見ていると、ガタガタとふるえてパニックになった。呼んでいるのに返事をしてくれない。レストランに行くとにおいで吐く。」
音、そして、匂いに過敏なのです。
でも、妹はどのように聞こえているのか、わかりません。
そこで、お母さんが、疑似体験をさせてくれたのです。
「母にこれ聴いてみてと言われた。数字を読む女の人の声はいろんな話し声、駅のアナウンス、足音にかき消され、ほとんど聞こえなかった。」
では、この音と匂いの知覚過敏を、どう問題解決していったらよいのでしょう。
お母さんは、このような手だてを講じます。
「音が苦手な妹に母は防音ヘッドホンを買った。妹に笑顔がふえた。洗たくの時、妹の服は母と一緒だった。「不安になったら、においをかいでごらん。ママのにおいがするから。」」
妹は、ピンクのヘッドホンを着けて保育園に向かうのです。
こんな困難さをかかえた子はもっといると思います。
ぜひ、適切に配慮していって下さい。