4月、交流級での授業を支援級で「予習」しておく

4月になって、新しい学年になって新しいクラスになり、あたらしい学習がスタートします。
それは個別支援級でも同じです。しかし、一般級とは違った悩みもあるのです。

それは、新たな交流級が決まって交流学習もスタートするのですが、慣れない交流級の子たちとの関係づくりとともに、慣れない学習内容が待ち受けているということです。 個別支援級の子にとっては、慣れないことが二つあって、二重の負担がかかります。

ですから、川口里佳氏は、4月、個別支援級において、交流級での学習内容を「予習」としてやっていくことを推奨しています。

例えば、音楽が交流級での学習になるとしたら、音楽専科の先生に何をやるのか、どんな流れでやるのかをヒアリングしておいて、それを支援級で「予習」しておくのです。 音楽の授業が、「ゆかいにあるけば」で始まり、次に「今月の歌」、次に・・・と流されていくことを専科の先生に聞いて、その通りに音楽の授業をやってみせます。

こうすれば、支援級の子は「本番?」の交流級の授業を、安心して受けることができます。

ぜひ、支援級の子が、ぶつけ本番にならないように、少しでいいですから、交流級の先生や専科の先生に話を聞いて、「予習」をしておくことを勧めます。