NHKのクローズアップ現代で、ジャパネットタカタのあの名物前社長、高田明さんのプレゼンに学ぶ番組がありました。「明日から使える超プレゼン術」です。 その高田明さんが、番組の冒頭に示した「プレゼンの極意」とは、
「伝えた」と「伝わった」は違う
です。
私は、先生たちはこの言葉をずしんと受けとめなくちゃいけないと思いました。
番組は、ディレクターが高田明さんのプレゼンの特徴を分析していくのですが、その一つに
「観客に呼びかける」
ということがありました。
例えば、高田さんは「女性の皆さん、どう思われますか」と呼びかけるのです。
すると、女性の方から賛同の拍手が起こリました。
これを見て、この呼びかけは「確認」だと思いました。
「伝わったつもり」ではないか、果たして「伝えた」のか、女性の方から拍手が起こったことで確認したのです。
よく教師が言いがちなのが、「わかりましたか」と聞くことです。
これ、まったく意味がありません。
「わかりましたか」などと聞くよりも、「先生が教えたように問題を解いて、見せにいらっしゃい」とやれば、誰がわかっていて、誰がわかっていないか「確認」ができます。 わかっていない子に、次の手を打てばよいのです。
見せにこさせなくても、先生自身が子供の机の間をぐるっ回れば、その間に、ノートに書いているかどうかはわかります。それも「確認」です。 お隣の子同士で「確認」させてもよいです。
とにかく、1回言ってだけで「伝わった」つもりになってはいけません。
「確認」をしましょう。
「伝えた」と「伝わった」は違う
ずんと受けとめてほしいです。