「ワカメのポッキー」

このところメルマガで、卒業式のことを何度か話題にしていたせいでしょうか、「旅立ちの日に」の替え歌が、耳について仕方がなくなりました。 あの「ワカメのポッキー」です。

「旅立ちの日に」は、小学校教師の私にとっては、「新しい」卒業式の歌です。
私が初めて6年生を卒業させた時に歌ったのは、「仰げば尊し」でした。その時には、もう、時代が違う感じがありましたが、その勤務校は、その流れに逆らって「仰げば尊し」を選んで歌っていた気がします。

そのうち、「仰げば尊し」から「巣立ちの歌」になりました。
そう、「いざさらば さらば先生 いざさらば さらば友よ」の歌です。

この「巣立ちの歌」が歌われるようになって、中学校は「旅立ちの日に」で、小学校は「巣立ちの歌」というのが、ずいぶん続きました。

しかし、そのうち、じわじわと「旅立ちの日に」が小学校にも浸透するようになるのです。
そして、「今 別れの時 飛び立とう 未来 信じて」が、なじみのあるフレーズとなりました。

で、2月3月、6年のクラスは、音楽の授業で、集中して卒業式の歌を練習するようになります。
その時、音楽室から帰ってきたやっちゃな男の子たちが、教室に入るなり、気持ちよさそうに歌ったのが

「ピーマン ワカメのポッキー」

でした。
なんじゃ、そりゃ。
思わず、私は、ガックンと力が抜けたことを思い出します。

6年担任の先生、そのうち「ワカメのポッキー」の声がやってくるかもしれませんよ。
やってきても、びっくりしないようにしましょうね。