おでこにピッの体温計

テレビから流れてくる新型肺炎関連の中国のニュースを見ていると、おでこの辺りをピッとやって体温を測っている検疫?もしくは病院関係者?らの映像が流れてきます。 あのピッとやる体温計、とってもいいなあと思って調べてみました。

すると、日本でも売っているんですね。知らなかった。

では、おでこに触れらずに熱をどうやって測っているのでしょか。肌に接触しない熱の測り方です。
これは、「赤外線体温計」といって、人の体から出ている赤外線を熱のセンサーが感知して体温を計測しているとのこと。
すごいですね。

小さな子供や赤ちゃんの場合、脇に体温計を挟んで測ると、だいたいうまくいきません。じっとしていないからです。
1年生だって、調子の悪いときはうまくいかないこともありますよね。

正しく測れずに何度も繰り返すと、こちらもいやですし、赤ちゃんだったら負担も大きいです。
でも、おでこにピッとやるだけてら、寝ている時でも使えるし、すぐに済みます。… 続きを読む

呼びかけ、短いせりふの子を褒める

私は、運動会の演技や競技の練習ももちろん、卒業式の練習も「授業」だと考えてきました。
わかりにくいかもしれませんが、ただ繰り返して覚え込む「練習」ではなく、なんらかの「できた」「わかった」という達成が、少しでもあるようにしたいという思いがあるのです。

卒業式練習の際、みんながせりふを言う呼びかけの練習も行います。ただ、他にも歌や作法の練習もやらなくてはいけません。
ですから、人数が多い学校だと、呼びかけ練習の後、あまり指導ができないこともあるのです。

そんなとき、時間がない中で、各クラス一人ずつ上手な子を紹介したことがありました。

実は、選んだのもちろん上手な子なのですが、「短いせりふ」の子を、特に選んで紹介したのです。

「・・さん、あなたの呼びかけのせりふを言ってごらんなさい」
私に促されて言ったその子のせりふは、短いながら、凛として体育館中に響きます。
他の子は思わず、その響きに聞き入りました。
そして、次の瞬間、ものすごい拍手が起こったのです。… 続きを読む

卒業式での「学事報告」の意味

昨年、この時期に、卒業式での「学事報告」について知って、ショックを受けたので、また、そのことについてふれます。
そう、卒業式の国歌斉唱の後に行われる、あの「学事報告」です。

卒業式では、だいたい、司会の先生がこのように言います。
卒業式は、ほとんど教務主任が司会をするので、かつて教務主任だった私も言っていました。

「学事報告。学事報告はお手元の印刷物をもって替えさせていただきます」

この「学事報告」って一体何なんでしょう。

「教育トークライン」2019年3月号に、元全国連合小学校校長会の会長で現顧問の向山行雄氏が「学事報告」について書いていました。 これを読んで、私は「学事報告」「卒業式」にそんな意味があったのかとびっくりしたのでした。

「小学校の卒業式とは、六か年の長きにわたり納税してくれた人に、その成長を見せる場である。
納税者が多額の税を納めてくれたおかげで、教師を雇い、校舎を維持し、安価な負担で給食を提供することができた。… 続きを読む