しくじりました。22:51に配信していないことに気づきました。申し訳ありません。
昨日の「しくじり」は他の方からのものでしたので、自分の「しくじり」も発信しなくてはいけませんね。
私が、「先生のしくじり体験を教えてください(軽いやつ)」で答えたのは、次のことです。
教師になって7年目くらいの時のこと。
「さようなら、また明日ね。」と帰りの挨拶をして、元気よく子供たちが帰っていきました。
「やれやれ、今日もやっと終わった」と子供達を帰し、しばらく教室に残って提出されたノートを見ていて、視線をずらすと、テレビ横の机の上に置いてある箱が目に入ってきました。
あっ、いけね。配るの忘れた!
箱には、尿検査の袋と尿を入れるプラスチック容器が入っていたのです。
子供を帰すのに心がいっぱいで、すっかり忘れてしまいました。
どうしよう。頭がくるくる回ります。
確か、尿検査は再検査っていうものがあった。だったら、うちのクラスは再検査に回してもらえばいいんだ。
養護の先生に交渉しよう。
そんな思いで、保健室に駆け込みました。
「あの尿検査を配り忘れたんですけど、再検査じゃいけませんか?」
とたどたどしく言うと、養護の先生は、私を真正面から見て、
「だめよ、だめよ。何とかして。」
と、「だめよ」2連発でした。
私は、学年主任の先生に、尿検査の容器と袋を子供に配ってきますとだけ告げて、外に飛び出しました。
学年主任の先生の返事を全く待っていませんでした。ホント、鉄砲玉でした。
そのまま通勤用に使っていたバイクを使って、学区の端から端までぶっ飛ばしました。
1軒1軒を訪ね、
「こんにちは、渡辺です。尿検査です。明日の提出です。」と言って、お家の人が玄関に出てきた瞬間に渡し、「さようなら。」
あっという間に、次の家を目指します。
これを37回繰り返しました。
できるもんで、バイクでぶっ飛ばすと2時間弱で全員に渡すことができたのを覚えています。
いやいや、慌てた、慌てた。
それ以来、私は尿検査を配り忘れたことがありません。