初めて1年生担任をすることになって、まずやったこと

3月28日の土曜日、新年度に1年生を担任する先生向けの教え方セミナーを、NPOの仲間と開催しました。
セミナーと言っても、もちろんオンラインのセミナーです。

初めて一年生を担任するという若い先生もたくさんいて、けっこう緊張して不安の様子でした。

私は、2校目の学校で高学年を繰り返し担任していたのですが、実は毎年、1年生担任をやりたいと希望は出していたのでした。

それがついにかない、教師経験11年目にして初めての1年生担任をすることになって、まずやったことは何でしょうか。
それは、職場の先輩たちに、いろいろ聞いてみることでした。

私は、
「1年生を担任することになって、大切なことは、コツは何ですか」
と聞いたのです。

帰ってきた言葉は、
「とにかくトイレに行かせなさい。もらしちゃったりしたら大変です。授業中でも何でもいいんだ。トイレに行かせちゃいなさい。」 「目の高さで話すことよ。子供と一緒になるの。でもすっごく腰が痛くなるわよ。」
「・・しなさいと言って通じたと思っちゃダメ。一人一人確認しないと。1年生ってわけがわからないわよ。」
「渡辺先生の音楽の授業みたいな。ご苦労さん。」
「1年生を踏みつぶさないように気をつけなさい。」
「汚い字で黒板に書くんじゃない。」
「あなたは気が短いけど、1年生教えて根気強くなりなさい。人生修行です。」
「一緒に連れて歩く時、時々後ろを見た方がいいわよ。先生だけ一人で歩いて、子供は全然動いていないことなんか、しょっちゅうあるわよ。」 などなど、聞いていると余計にビビってしまいそうなことばかりででした。

聞かなきゃよかったと後悔しました。
でも、このヒアリング、後からとっても役に立ったのでした。

初めて1年生担任になる先生、とにかく職場の経験者に聞いてみることを勧めます。