「クッション言葉」が使いこなせない

プライベートでなく、仕事できちんと頼んむ際に、枕となる言葉に悩むことがあります。
これまでの教師生活で、ほとんどと言って使う必要がなかったということもあって、まだまだ慣れません。

調べてみると、一般的には、「クッション言葉」と呼ばれているようです。
クッション言葉とは、ストレートに言ってしまうときつくなりがちな言葉の衝撃をやわらげてくれる働きをもつ言葉だそうです。
クッション言葉を使うことで相手への配慮や思いやりを示すことができ、言いにくいことも言いやすくなります。

それは、主に、頼む時や断る時に使います。
なかなか言い出しにくいことの「枕」で使うことで、自分の思いを伝えるハードルも下げることができるのです。

どんなクッション言葉があるのか、あげてみます。

「ものを尋ねる」
・差し支えなければ
・ご迷惑でなければ
・教えていただきたいことがあるのですが

「依頼する」
・恐れ入りますが
・お手数おかけしますが
・お忙しいところ申し訳ありませんが

「断る」
・あいにくですが
・せっかくですが
・申し訳ありませんが

「援助を申し出る」
・お力になれることがあれば
・私にできることがあれば
・もしよろしければ

もちろん、私にこんなバリエーションはありません。

だいたい
・お忙しいところ申し訳ありません。
・お手間をかけますが
・申し訳ありませんが
・よろしければ
で、すませています。

でも、こんなことを教室の子どもに言われたら、どうしましょうか?

「先生、ぶしつけなお願いで恐縮ですが、算数のこの問題の解き方を教えていただけないでしょうか」
だったら、
「大変申し訳ございませんが、3分ほどお待ちいただくことになります。ご承知おきください。」
なんて答えますかね。