「ご教示ください」「ご教授ください」、

「ご教示ください」、「ご教授ください」、さてどっちを使ったらいいのだろうと、メールを打つ手が止まってしまったことがありました。

調べると、学ぶ時間の長さによって、使い分けているようです。
「ご教示」は比較的短期のもの、「ご教授」は長い期間で教えを請う時に使う言葉です。

もう少し詳しくみていきます。

ご教示。
言葉通り、「教え示す」という意味です。
知識や方法、手順、手段といったものを「教え示す」というニュアンスがあります。継続的に教えを受け続けるというより、その場で解決するための方法などを教えてもらう場面で使います。

ご教授。
言葉通り、「教え授ける」という意味で。
特に、学問や芸といった専門的な知識・スキルを教えるというニュアンスがあります。ある程度の期間に渡って、継続的に教えを受けるときに用いられます。

言ってみると、「ご教示」は、「サラッと教えて、教えて」 というニュアンスで、「ご教授」は、「重々しく、教えていただきたく存じます」というニュアンスなのだと思います。

例をあげるとわかりやすいです。

「来週のスケジュールについてご教示いただきたく存じます。」
「今後とも末永くご教授くださいますようお願い申し上げます。」

ねっ「サラッと」と「重々しく」でしょう。

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