漢字ドリル(スキル)、計算ドリル(スキル)とともに、「読解スキル」なるドリルを手に入れました。
この「読解スキル」は、読解力をを高めるための補助教材です。
読解力指導の基本は、シンプルに言うと、問いにどのように答えるかていることです。
私は国語の授業で、新しくクラスを担任した1学期、「一字読解」という向山洋一氏が提唱した初歩の読解指導を必ずやっていました。 この「一字読解」は、簡易でありながら、的確な読解指導だと考えています。
東田昌樹氏は、「一字読解」の目的を、「問い」と「答え」の基本を学ばせ、基礎的な読解力をつけることだと言っています。
その通りです。
2年生の教科書の扉教材です。
これを一字読解してみます。
赤とんぼ
まど・みちお
つくつくほうしが
なくころになると、
あの ゆうびんのマークが、
きっと 知らせにきます。
金色の空から
もう あきですよ・・・・・・って。
1 この詩の題は何ですか
(赤とんぼ)
2 この詩の作者は誰ですか。
(まど・みちお)
3 何が鳴くのですか。
(つくつくほうし)
4 空は何色ですか。
(金色)
5 何が知らせにくるのですか。8文字で答えなさい。
(ゆうびんのマーク)
6 「ゆうびんのマーク」は、この詩の中に出てくるある虫のことです。
何ですか。
(赤とんぼ)
非常に単純ながら、テンポよく答えさせることで、問に正対した「答え方」を学ばせていきます。
ぜひ、学期のはじめには、この「一字読解」をやることを勧めます。
国語のテスト対策の基本でもあります。