「何度も」「繰り返し」褒める

「褒める」という行為には様々なバリエーションがあります。
そのバリエーション使いこなして、「何度も」「繰り返し」褒めていくことが重要なのです。

例えば、給食をこぼした子がいたときに、さっとこぼれた汁をふいてあげたとします。
「ありがとう。率先してふいてくれてありがとう。」などと褒めますね。

でも、これ、たった1回ではもったいないです。
褒めるに値する行為をした時に、何度も変化をつけて繰り返し褒めていくことで、その褒めるに値する行為をまたやろうとする意欲を生み出すのです。

ですから、たったひとつの褒め方でなくて、バリエーションが重要となります。
このことを石坂陽氏に学びました。

まず、その場で褒めます。
そして、帰りの会で同じことを褒めます。
そして、連絡帳に書いて保護者に伝えて褒めます。
加えて、翌日発行する学級通信の記事にして褒めていきます。

極めつけは、しばらくして思い出したように、「あの時は〜」と褒めるのです。

これだけ褒めることは、ちっとやそっとではできません。
それでも、この石坂氏のバリエーションを参考に、ぜひ子供たちを褒めて下さい。