語尾を明確にする大切さ

教育トークライン2020年5月号で、 小野隆行氏は、明瞭に発語することにふれて「語尾を明確にする大切さ」を書いています。 それは、日本語の特徴から来ていると小野氏は言います。

例えば、小野氏はこのような例を出しています。

「今日は休み時間は運動場に・・・」
という指示を出すとして、この運動場に続く語尾によって、意味がまったく違ってしまいます。
・運動場に出てもいいです
・運動場に出てはいけません
・運動場に出ましょう

このことを意識していないで不明確に発語すると、発達障害の子は語尾を正確にインプットできない可能性が高くなります。
語尾をふわっと曖昧にしてはけいないということです。

発達障害の子は、一般的に思い込みや聞き逃しが多いですので、そのことを意識して語尾を明確に発するようにします。

不明瞭な発語というのは、最初だけはっきりしていて最後の方はモゴモゴしていることが多いのです。
私も滑舌が悪くなってきたので、最後まで明確に発語するということを気をつけたいと思います。

教育トークライン2020年5月号
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