1年生 頼りになるのは私だけである

私が初めて一年生担任するにあたって、勤務校の先輩の先生に聞いて回って様々なアドバイスをもらい、そして、チューリップのエプロンをつけた話をしました。 一方、様々な本を読んで、一年生に関する情報も得ていたのでした。

その1年生に関する情報の中で、一番得心がいったのは、向山洋一氏の次の言葉でした。
「一年生が学校にやってきて、頼りになるのは私だけである」

ちょうど同じ時期、息子が保育園に入りました。慣らし保育だったのですが、保育園に行って保母さんに息子を預けるとなると、息子も私達夫婦も不安でなりません。 ですから、保育園の中では一番頼りになるのは保母さんです。
実際、初めての時は保母さんに息子を預けると大きく泣いていたのに、すぐに慣れて、楽しく保育園暮らしを始めてくれました。

こんな息子のことを様子を重ねて合わせると、やはり 「一年生が学校にやってきて、頼りになるのは私だけである」というのが、一番頷けることでした。

1年生は、一人で初めての学校という所にやってきているのです。… 続きを読む

「チューリップのエプロン」による認識効果はあまりない

昨日のメルマガでは、初めて一年生を担任することになって、先輩の先生達に1年生を担任するにあたってのポイント・コツを聞いて回った話をしました。 その先輩の話の中に、こんなことを言った先生がいたのでした。

「1年生は、担任の先生のことをすぐ忘れちゃうから、何か目印になるようなもの身につけといた方がいいわよ。」

私は、この話を聞いて、「なるほど、そういうこともあるのか」と思ったのでした。

そして、家で奥さんと相談して用意したのは、チューリップのエプロンでした。
大きなチューリップが、ドカンと刺繍されたエプロンなのです。

入学式の日、1年生に、

「困ったことがあったら、助けてあげるよ」

こう言って、チューリップのエプロンを身につけて見せたのです。

「チューリップの渡辺先生だよ。しばらくこのエプロンをつけているからね。」… 続きを読む

初めて1年生担任をすることになって、まずやったこと

3月28日の土曜日、新年度に1年生を担任する先生向けの教え方セミナーを、NPOの仲間と開催しました。
セミナーと言っても、もちろんオンラインのセミナーです。

初めて一年生を担任するという若い先生もたくさんいて、けっこう緊張して不安の様子でした。

私は、2校目の学校で高学年を繰り返し担任していたのですが、実は毎年、1年生担任をやりたいと希望は出していたのでした。

それがついにかない、教師経験11年目にして初めての1年生担任をすることになって、まずやったことは何でしょうか。
それは、職場の先輩たちに、いろいろ聞いてみることでした。

私は、
「1年生を担任することになって、大切なことは、コツは何ですか」
と聞いたのです。

帰ってきた言葉は、… 続きを読む