手の平に埋め込んだマイクロチップ

エストニアに並んで、「アフターデジタル」で紹介されているのがスウェーデンです。
スウェーデンは、認証が簡単なキャッシュレス社会に向かっている電子国家なのです。

一番びっくりするのは、親指と人差し指の間にある、水かきの残滓のような柔らかい部分にマイクロチップを埋め込んで、それをカードのように使っていることです。 文字通り、手をかざせばピッ、決済が終わります。

このチップで何ができるかと言うと、

・クレジットカード
・交通カード
・車の鍵
・会員証
・認証が必要な部屋への出入り
などなどなど

です。

電車に乗るためには、手をかざせばOKです。
何かを購入しても、手をかざせばOKです。

このマイクロチップに、

・銀行口座
・購買履歴
・身分証
・オフィスやソーシャルメディアのパスワード
・医療履歴
・血液型
・アレルギー情報

なども入れておけば、もう何もかも手ぶらで用事をすますことができます。

もちろん、握手ではこの情報が読み取られることはありません。

ただ、スウェーデン国内でも、このマイクロチップに賛否があって、プライバシーを管理されすぎて、何もかも見られ、操作されてしまうのではないかという心配があります。

それでも、便利は便利ですね。
財布や鍵、カードや会員証を持ち歩くのが必要なくなるので、私のようなおっちょこちょいは大いに助かると思います。

学校でも、昇降口を通ったら「出席」と認証されて、もう出席簿なんて作らなくてすむようになってしたいです。つまらない手間をかけるのはやめたいです。